ダイビングは特別なレジャースポーツ!
レジャースポーツはシーズナリティが存在するものが多いです。
そんな中でも夏に特化したもの、冬に特化したものが特に多いです。
それらは季節に特化しているが故、ざっくり半年間以上のブランクが
空いてしまう事が多いのです
しかし、スキューバーダイビングは、以前述べました通り
「季節を問わず楽しむことができる」ということが魅力な為
人気のレジャースポーツとなっています
・・・とは言っても、やはり
「海」イコール「夏」と言うイメージはまだまだ強く、
「ダイビングは年中できますよ~」と聞いても
「夏だけでしょー?」と疑問に思う方が多いと思います。
そこで今回は
「ダイビング」イコール「オールシーズン」という
理由を紹介していきたいと思います
日本の海がダイバーに人気な理由
実は日本の海は日本人ダイバーだけでなく、海外のダイバーからも
人気があるのです。
それはなぜなのか。
(※以下に記載する気温・水温は地域差があります)
大きな理由は「四季」です。
春(3月~5月)
気温 10℃~20℃前後
水温 15℃~20℃前後
水温上昇に伴い、プランクトンが増え始め
1年で見ると透明度は若干下がりますが、
栄養満点な海ですのでこの時期を利用して生物たちが
増え始めます!
ノリスのダイバーに人気があるのは
1~2cmくらいの「ダンゴウオ」や
普段は深海に住んでいるけれど産卵の為
浅場に姿を現す「アカグツ(下写真)」などです。
他にもこの時期でしか見られない生物たちも存在します
夏(6月~8月)
気温 20℃~35℃前後
水温 20℃~26℃前後
少しずつ水温が上昇し、夏の生物が
沢山顔を出し始めます。
台風に流されて南方系の生物が紀伊半島や伊豆半島で見られたり
することもあり、普段その地域では見ることが出来ない生物に
驚かされることもあります。
また、日本海側は冬場になると北風で荒れる為
夏がメインのスポットとなっています。
ですので、夏限定スポットとして人気があり、
ノリスのダイバーでは特に「冠島」が人気です。
秋(9月~11月)
気温 25℃~15℃前後
水温 26℃~20℃前後
だんだん透視度が良くなり
陸上より水中の方が暖かいと感じることが増え始めます
春先に生まれた生物が大きくなり、ダイバーの目に
とまる生物が多くなります
実は1年の中でも1回のダイビングで見られる生物数が多いのは
秋ではないかとも言われています。
ダイバーに人気の「カエルアンコウ(下写真)」もこの頃に
よく見かける気がします
冬(12月~2月)
気温 15℃~0℃前後
水温 20℃~10℃前後
陸上、水中どちらも寒くなりますが
1年で1番と言ってもよいほど透視度が良くなります
海の宝石、ウミウシのシーズンです
また北海道では
ダイバーしか見ることができない氷の下の世界、
「流氷ダイビング」もすることが出来ます。
寒い時期が存在するので、デメリットと思う方もいらっしゃるとは
思いますが、他国と比べると
春夏秋冬それぞれ違う海を経験できる。という事が
メリットとなり、常に、ダイビングが「新鮮」だと感じる
ことが出来るので国内外のダイバー達から人気なのです。
日本のダイバーのメリット
『日本』と言うくくりでいえば
北は北海道から
南は沖縄まで
潜ることが出来るスポットは数多くあります。
もちろん離れた地域では見られる生物も違えば、
水中景観も違う。
ダイビング一つ取っても経験の仕方が違う。
これが日本ダイバーのメリットなのです。
しかし先述した通り、
「海」イコール「夏」と言うイメージは
まだまだ強いので、秋から春にかけて
海から遠ざかってしまう日本人ダイバーは
残念ながらいらっしゃいます。
装備さえしっかりしていればどんな海でも
快適に潜ることが出来るため、
「もったいない!」と感じてしまいます。
いろんな方が
「ダイビングはオールシーズン楽しめる」と感じられるように
少しでも変わっていったらいいなぁ~と日々感じております♪
「寒さ」は装備で解決!
では
なぜ寒くなってもダイビングが出来るのか。
ダイバーにとっての夏本番は「秋」と
言っても過言ではありません。
水の中を潜る我々ダイバーは気温に対して
水温が高いのが「秋」だと知っているのです。
近年では一般的な夏(6月~8月)は
本州で言えば黒潮の蛇行が激しかったりして
水温が上がりきらず陸上は暑いけれど
海は寒いという年もありました。
ですので
「寒い」は夏でも存在します。
しかしダイビングはレジャーであって、
寒さの我慢比べをするものではありません。
寒い中でも快適に潜るために用途に合わせた
ダイビングスーツがそんな寒さを解決してくれるのです。
透視度抜群!ダイバーの冬
ダイビングのスーツは大きく2つに分けられます。
①ウエットスーツ
②ドライスーツ
この2つのスーツを使い分けることによって
気温、季節、水温、地域関係なく
ダイビングを楽しむことができます。
「沖縄に行ったら一年中ウエットスーツでしょ?」
あつがりな方であれば
頑張ればいけるかもしれませんが、
「頑張れば」と言う程度ですので快適ではありません。
快適なダイビングを目指そうと思ったら
11月~3月の間は沖縄であってもドライスーツを使用されることを
お勧めいたします。
現地のガイドさんでもドライスーツを着用しているか、本州近辺で
使用するウエットスーツよりも厚いウエットスーツを使用している
方がほとんどなのです。
もちろん、フードもつけられています。
日本近海でのダイバーでいうと、個人差はありますが
ウエットスーツで快適に潜ることができるシーズンは2~3ヶ月です。
7月~9月くらいですね。
それ以外はドライスーツでのダイビングが主流となります。
ですので
日本近海をホームとし、日本の海を本当の意味で
楽しまれている日本人ダイバーは
『ドライスーツ』をメインで使用しているダイバーがほとんどなのです。
もちろん、もっとも夏に近い
5月・6月は気温も上昇してきますので
潜る前にあつくなりすぎない様、
ドライスーツの中に着るインナーで調整を行います。
ウエットスーツを使用し快適だと思い始める水温は
目安として24~25℃前後と言われます。
ダイビングの醍醐味
まとめ
水温・気温・天候によって
ダイビングスーツを使い分けることで
スキューバダイビングは1年中、快適に楽しむことが出来るのです。
夏の暑い時にあえて暑い地域で潜ったり、
冬などの少し冷える時期にあえて、冬特有の海に潜りに行く。
これもダイビングの醍醐味だと思います。
これから始まる
秋、冬の海。
皆様、是非、快適に楽しんでください。
もちろんノリスではドライスーツでライセンス取得講習も
受講できますのでまだダイバーでない方はいつでもご相談ください。
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